ヨーロッパバックパック旅で安く、余すことなく楽しむ旅行記

ヨーロッパを旅行したい! でもなるべく安く楽しみたい! そんな人の参考になれば幸いです。行きの飛行機の中ででも読んでいってくださいな。Heute ist die beste Zeit!

スイス(サンモリッツ→ツェルマット)~4日目~

8a.m、起床。今日はいよいよサンモリッツ、ツェルマット間を結ぶGlacier express(1)(氷河急行)に乗る。10:20発なので、ゆっくり朝ご飯を頂く。とてもいい天気で気分がいい。その後、準備してチェックアウトをする。

 

「チェックアウトをお願いします。」

 

「はい。ここでの滞在はいかがでした?」

 

「静かでとても良かったです。」

 

「いいですね。良い一日を!」

 

サンモリッツ駅に着いた。10分程すると列車が来た。始発なので誰も乗っていない。自分の座席を探す。自分の席の隣には老夫婦が向かい合って座っていた。

 

「こんにちは。座ってもいいですか?」

 

「もちろん!」

 

老夫婦はイギリスから旅行に来ていた。旦那さんは無口であまり喋らなかったので、奥さんと軽く会話していると、列車が動き出した。車窓は大きく、天窓から青空が見えるようになっている。

 

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氷河鉄道の車内と旦那さん

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景色

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景色

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景色

 

迫力ある山の間を進んでいく。 12時頃になって、机にキッチンマットとナイフ、フォークが置かれた。1p.m頃に昼食を持ってきてくれるらしい。予約の段階で昼食を選べる。隣のカップルはサンドイッチを持参していたし、無理に注文する必要はない。

昼食が来た。ご飯に茹で野菜、オレンジ色のシチューのようなものが配膳された。

 うん、うまい。シチューはマイルドなカレーのような味だ。チキンが入っている。久しぶりの米もうまかった。 しかし量が少ない。お代わりができればもっと良かった。

 

 窓際の席ではなかったので、写真が撮りづらい。 写真を撮るために、食堂車へ移動した。右側の席でカップルがビールを飲み、左側ではカップルが外の写真を撮っていた。

 ー注文しなくても写真は撮れそうだな。

 カップルと共に写真を撮る。 岩山、針葉樹林、湖、滝、橋、街並み。流れていく景色が、今自分がスイスにいるということを実感させてくれた。10:20~18:10まで、スイスのアルプスの山々を楽しんだ。決して安い買い物ではなかったけれど、乗車してよかったと思える8時間だった。

 

18:10、ツェルマットに到着。駅前は商店街のような感じで活気がある。

 

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ツェルマットの商店街

 

まず、あの「マッターホルン」を見なければ始まらない。 商店街を抜け、なにやら歴史的価値のありそうな建物の間を抜けると川に出た。 川には1段階高い橋が架かっており、その先についに現れた。

  

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マッターホルン

 

魔の山マッターホルン」。太陽に照らされ、神々しい。明日は展望台に行って、もっとはっきりその姿を拝んでやる。

 

 ひとまずホステルに向かう。 外観は山小屋のようなホステルだ。レセプションはバーと隣接していた。チェックインを済ませ、ロッカーのカギのことを尋ねる。実はサンモリッツで、ドイツの1ユーロショップで買った鍵を壊していたのだ。

 

「すみません、ロッカーのカギを借りたいです。」

 

「はい、でもデポジットとして10CHFかかりますよ。」

 

「あー、ユーロしかもっていないんですけど、、」

 

「じゃあ10ユーロでいいですよ。」

 

「ありがとうございます。」

 

にやりと笑いながら言ったお姉さんが可愛かった。こういうゆるさが好きだ。部屋は二階。部屋に入ると誰もいなかった。部屋は薄暗く、じめじめしている。枕元には電灯なし。コンセントはロッカーの横に1つあった。縦長のロッカーだ。リュックを入れ、閉めようとするが最後まで閉まらない。 タックルの姿勢になりどうにかドアを押し込んでロックを掛けた。ふぅ、さすがエクスペディア(2)で評価2.8。安いので文句は言えない。

 

荷物を置いて、駅前のスーパーへ夕飯を買いに行った。店内は混んでいた。旅行客も多い。外食は高いから皆自炊するのだろう。コスパの良かったマカロニサラダと、ビール、明日の朝、昼飯用に菓子パンの詰め合わせを買った。川沿いにあるマッターホルンを見ながら座れるベンチを発見していたので、そこで座って一杯やることにした。

 

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マッターホルンと乾杯

 

うーむ、贅沢だ。マカロニサラダはたいして美味しくないけれど、いい気分だ。

 

明日が楽しみだ。

 

 

注釈*

  1. Glacier express: 平均時速が約34kmのため別名「世界一遅い急行」。本来私は全く逆のルートをたどる予定だったのだが、1週間前に予約しようとすると、チケットは既に完売していたため、このルートとなった。このルートでも残り一席だったので、予約は早めに済ますことをおすすめする。

  2. エクスペディア: ホテル、航空券などの予約アプリ。私はいつもBooking.comと比較して宿を決める。エクスペディアの値段表記は市税などの追加料金を反映していないので注意。

 

今回の宿は

www.expedia.co.jp

トイレとシャワーは数があるので待ちませんでした。ベッドが多少がたつきます。